なぜ新しい自分(OS)を再インストール?
赤ちゃんはやる気に満ちています。
立てなければ立てるまで諦めずに立ち上がろうとします。
生まれたての赤ちゃんの脳を、パソコンに例えると
余計な思考ソフトは入っていない状態です。

デスクトップの画面はゴミ箱しかなく、最高のパフォーマンスを発揮します。
外部から入ってくるネガティブ思考ウイルスにもまだ感染してない状態です。
一方、
私達の脳は年を重ねるごとに不要なアイコンが増え
パフォーマンスに悪影響を及ぼすファイルをたくさん溜め込んでしまってます。

その結果、リスクを過剰に恐れ、
根拠のない不安に脅えるようになってしまいました。
悪影響の事例は、
やる気を出そうにも、どう出してよいかわからない・・・
どれに対してやる気を出さなければいけないか決められない・・・
やる気の出る本を読んで納得はするが、結局仕事や勉強に取り掛かれない・・・
自分が思ったように脳がやる気を発揮してくれない・・・
ついつい引き伸ばしにしてしまい、やらなければいけない事は増える一方・・・
などです。
これらの原因は
あなたというパソコンがなんのセキュリティー対策もせずに
外部から容易にアクセスできる丸裸の状態だったからです。
私達が子供のころ、先生も親も誰も諭してくれなかったため
5章で述べる意志というファイヤーフォールと
6章で述べる価値観という名のウイルス対策ソフトを
最初に入れていなかったのが、今のやる気がでない原因なのです。

やる気のメモリ数は限られているのに、
たくさんの不要なファイルや、余計なソフトが立ち上がった状態で
パフォーマンスが極端に低下している・・・
もう、こうなった以上、
自己解体というフォーマット作業をするしかありません。
自己解体とは?
真の自分を覆い隠している「自我(エゴ)としての自分」を解体することです。
怖いものではありません。
自己解体をすれば、
そこから自然と湧き上がる新しいやる気を感じることがきっとできるでしょう。
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今までのやる気の出ないあなたはこうして出来上がった
私達はここまで外部の影響を受けて出来上がった
やる気を出すためにあなたの心のメカニズムについて知る
【心によってつくられるやる気】
@本能とこれまでの価値観に基づいた動機づけからもう一歩先へ!
(人生の目的・実現したい夢)を明確にする
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自分を根こそぎリセットするには?
以下の檻(おり)から抜け出す
(絵)各檻
(絵)すべての檻が重なった檻
(絵)階段 各ステップ

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一動物としての人間の檻
一動物としての人間の檻は本能からできています。
世の中には一つの刺激に対して、一つの反応しか選択肢を持たない人が多くいます。


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人間のおり
人間の檻は人間の欲(エゴ)からできています。
人間はさまざまな欲求を抱えて日々生活しています。
それらの人間の欲望を一つずつ見ていきましょう。
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人間は社会的存在
本来「自分」というものは、目に見える存在としては肉体だけであり、それ以外は「意識」です。
それでは自分の意識はどのようにつくり出されるのでしょうか?
それは他者とのかかわりを通じてはじめて明らかになってくるものなのです。
それは非難されることもあるし、比較の中で劣等感を持つこともあるでしょう。
しかしながら評価や賞賛されることで、
自分の優れている部分や能力の高さを知らしめてくれることもあります。
それらのことを通じて自分という意識が明らかになってくるのです。
つまり人間は、他者とのかかわりを通じてはじめて
自分が明らかになる【社会的存在】なのです。
そして社会的存在である、私たち人間は、
他者からのフィードバックを受けることによってはじめて
自分の勉強や仕事と能力に手ごたえを感じることができます。
よりよくなっていく自分を未来に期待することで、
やる気をさらに上げることができるのです。

■メリット
報酬が見込める
他人から賞賛が期待できる
過去の記憶から楽しめることが明らか
個体としてのメリット(栄養価の高いものが食べれる)
種としてのメリット(好きな人といい感じになる)
社会生物学的メリット(社会地位が向上する)
■デメリット
社会的地位の危機
脳は「生き物として生き残るため」の社会的な立場も非常に意識します。
なぜなら、社会的立場を失うということは「生き物」の脳にとって緊急時代だからです。
しかし、必要以上に社会的立場を意識すると、本来の「本能からくる欲求」からズレてしまいます。
その結果やる気が起こらなくってしまいます。
※大事なことは、社会的存在のフィードバックを利用して脳をやる気にさせる
しかし、必要以上に自己の社会的存在を意識しない。影響されない。
表★
上の表を見ると、「確かにこんなときはやる気が出るな、やる気がでないときはこんなときだ」と納得できるはずです。
あなたのやる気が出るとき、出ないときの状況をぜひ記憶に留めておいてください。
脳が好むもの、嫌うものを把握し、いかに上手くその習性をあなたが利用するかがやる気を出す上で重要となってきます。
それにより、やる気が下がるような場面に出くわした時にでも、
あなたの脳の特性を生かしてやる気を維持できるようになります。

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価値観の檻
この世は無慈悲、そんなのあたりまえ


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社会の檻
社会の檻は、人間のエゴが進化した他者と自分との間で生じる欲求を意味します。
この檻の大きさが小さい人ほど、目先の利益に囚われて生きていることになります。
やる気が出ない原因は現代社会の多様化
なぜ“人間”や“社会”ついて知る必要があるのか?
高度経済成長期にがんばった団塊の世代の人達は
今の私たちに比べもっと簡単にやる気を出せていたかもしれません。
それは彼らに「家と車と家電」というシンプルで明確な目標があったからだと思います。

人間は欲求に左右されて生きているのに
今の世の中では欲求が何かさえはっきりわからない
今の私たちを取り巻く環境は、より複雑になり社会も多様化しています。
また“巣篭もり化”“ニート”“派遣社員”のことばに代表されるように
昔のように死ぬほど働かなければ「食べていけない」ということもなくなりました。
なんとか死なないで生きていける環境では、
物に対する欲求はそこまで強いものではなくなってしまったのです。
それと反するように、物以外に対する欲求はより複雑になり
やる気の原動力である「何をしたいか」が決められず
「生きる目標」さえ見えにくくなっているのが今日の実情です。
欲求が複雑化するということは、
限られたやる気エネルギーを賢く使わなければいけないことを意味しています。
あなたのやる気(より良く生きるエネルギー)を正確な場所に出すためにも、
今一度“人間”や“社会”について観てみましょう。
やる気はいろんな物事に費やされます。
現代の世の中(人間動物園)ではどうでしょう?
社会を混迷に陥らせている事件・事故・争い・対立・トラプル(暴力・殺人・フリーセックス)
動物性社会と同レベルの本能むき出しのやる気に満ち溢れています。
「やる気」は人間の本性
動物も人間も、そのときに生きるために必要な行動には、必ず「やる気」を発揮します
生きている以上、なんらかの「やる気」を常に発揮しているのです。
問題は“生きるため”というところです。
このステップでは、「やる気」を何に対して発揮するかをテーマとしています。
志
価値観
快楽と苦痛を明確にする
コンフォートゾーンを明確にする
普段使う口癖と絶対に使わない口癖を決める
目標の設定
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顕在意識の檻
顕在意識の檻とは、潜在意識の存在を無視して生きていることを意味します。
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A「快楽」と「苦痛」を明確にする(A人間的欲求を@本能以外の基準で好き嫌いは自分で決める作業)
↓五感情報を自ら判断する D脳がやる気を出すのは、
(1)本能が出すやる気⇒ あなたの「本能に基づいた欲求・動機」がある時
(2)理性が出すやる気⇒ 「好き」または「快楽」と感じたとき
図2008ノート
(2)理性が出すやる気は、あなたの「好き」または「快楽」を変えることによって無限に出せる!
やる気を出すカギは、この人間的欲求のための「快楽」をあなた自身が定義づける作業にあるのです! 本能の脳であり、本能行動、情動、感情を司る大脳辺縁系に比べ、
人間が進化の過程で出来た認知、記憶、判断、意欲を司る新しい脳「大脳新皮質」はあなたの意識です。
その変え方とは?
脳はメリット、デメリットにうるさいのがお分かりいただけたと思います
「脳がこだわるメリット」は以下の内容に分類されます。
これらの動機、欲求はあなたの本能が欲しているものか、あなたが好きな物事かのどちらかといえるでしょう。
(1)脳は、本能が満たされると判断すると、やる気を出す。
動物にも、人間にも、食欲と性欲の2つの本能があります。
食欲は、自分の命を守る生命維持本能です。
性欲は子孫をつくる世代継承本能です。
私たちの脳は、この二大本能をみたすことを最優先にプログラムされています。
この二大本能には、たくさんの動機付けや欲求が関係してきます。
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親和(所属愛)の欲求 他人と関わりたい、他者と同じようにしたいなどの集団帰属の欲求 悩みなどを解決したい人も、この属性か安全欲求の属性になります。
自我(自尊)の欲求 自分が集団から価値ある存在と認められ、尊敬されることを求める認知欲求 このような人もよくいます。他人から認められたい。
自己実現の欲求 自分の能力・可能性を発揮し、創作的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求 全ての人が持っている欲求ですが、このレベルまで到達している人は非常に少ないといえます。 例えば、野球のイチローなどはこの様な属性です。 誰もが認める実力を持ちながら、自分ではまだ満足していないと言う属性です。
更にあまり語られていませんが、この5つの欲求の最高点に位置するものが至高体験(ピークモーメンツ)といわれるものです。 5つの欲求を満たした状態です。
すばらしい幸福感、最高だと思える瞬間を迎えた時に訪れるものです。
欲望
↓
願望
↓
価値観の設定
↓
目標(何を、いつまでに、どのレベルまで)
↓思考
↓
報酬の設定
↓
計画(戦術)月間目標・週間目標
↓きっかけ
実行
人間の根底の部分からやる気があふれ出すようにメンタル面(脳)とフィジカル面(身体)を鍛える
「やる気をアップするために自分の“人生の意味を問う”ところから始める?めんどくさい!」
確かに、そういった意見もあるかもしれません。
しかし、小手先テクニックでは「やる気」はあっという間に燃え尽きてしまいます。
やる気は、勉強や、仕事だけに応用するものではありません。
本当のやる気を身につけるには、あなたのキャリア、経済、健康、知性、教養、芸術、家庭、友人、社会などの
すべての分野で長期的にバランスよく、やる気を活用できてこそ、その効果が活かされるのです。
多くの成功者といわれる人たちは、みんな彼らなりの「人生の目的」を持っています。
彼らは只、目の前の単純な作業をするための「やる気」を求めたのではなく、
ゴール(成功)にたどり着くまでの「長期的なやる気」を持っていたから成功したのです。
「長期的なやる気」とは、ここで述べる「やる気が出るための脳と身体づくり⇒やる気人間」のことです。
やる気には2種類のやる気があります。
1つは【心によって作られるやる気】・・・あなたの価値観によってつくられるやる気
2つ目は【脳と身体によってつくられるやる気】・・・外部からの刺激によってつくられます。
この両方を理解して鍛えることにより、あなたはやる気を操れるようになるでしょう。
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脳にやる気を出してもらうため、あなたのやる気を左右する「思考行動パターン」を知る
A今のあなたの気分は、今日までの環境と決断と習慣が潜在意識に蓄積されてできている。
B今のあなたの気分は、今日までのあなたの焦点と言葉と姿勢によって揺るぎないものになった。
Cあなたの欲望をさかのぼって「本能」を自覚してみてください
Dあなたの理性 VS あなたの本能
A今のあなたの気分は、今日までの環境と決断と習慣が潜在意識に蓄積されてできている。
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B今のあなたの気分は、今日までのあなたの焦点と言葉と姿勢によって揺るぎないものになった。
あなたは周りの人と比べることによって「あなた」ができあがった
周りの環境、付き合う人を意識的に変えることをすれば「あなた」はどんな人にでも成れる
Cまずあなたの欲望をさかのぼって「あなたの本能」と真正面から向き合う
※【やる気=本能】 「本能的に動く」ことは、ある意味やる気が出やすい状態といえます。
「私はこれが欲しい!」「これがしたい!」という(タテマエの)欲求を、
「それはなぜ欲しいのか?」という本能のレベル(ホンネ)までさかのぼって考えてみてください。
すべての本能はあなたの子孫を残すための欲求につながっているはずです。
たとえばあなたが
「社長になってスポーツカーに乗りたい!」という欲求があった場合、
それを掘り下げていけば「お金持ちになりたい」⇒「異性にもてたい」⇒「より優秀な子孫を残したい」
という本能に行き着きます。
■動物的欲求本能の生理的欲求の他に、社会的欲求というものもあります。
■本能や脳には安全の欲求が強いと言え、安全の欲求にはコンフォートゾーンというものがあります。
あなたをコンフォートゾーン(自分の快適領域)に留めさせようとします。
Dあなたの理性 VS あなたの本能
私達は自分の本能にまでさかのぼることによって、
自分が本能によって生かされている事実に気づきます。
結局、私達人間は、欲と無欲、感性と理性のバランスのなかで生活しており、
その巧妙なやる気バランスのなかに人間性の本質があるといえます。
あなたが本当の意味での“やる気”を出したいのであれば
「より良い子孫を残すため」という本能に忠実なあなたから、
「あなたの人生の目的」のために生きるあなたへ、
成長することで、やる気を意のままにすることができます。
何を行うにしても、それが本能からきた動機付けなのか、
人生の責任者であるあなたからきた動機付けなのか、見極めなければ、
あなたのやる気を間違った方向へ向けてしまうことになってしまいます。
あなたの「やる気」を思い通りにするには、
本能を受け入れること以外に、もう一歩進まなければなりません。
欲望とは、本能と希望があなたの心の中で一致した状態を意味します。
まずあなたに欲望がなければ、信念もなく、何かをしようとするやる気も出てきません。
あなたはまず、どんなことでもいいので欲望を持つ必要があります。
あなたはあなた自身の力を信じないと、欲望から本能と希望が分離して本能だけが残ってしまいます。
本能だけで動くのは動物です。人間も昔は本能だけで生きてきました。
本能どおりに生きていれば、最も安全であるとは言えますが、あなたには意識というものがあります。
私たち人間は本能だけで生きる動物ではないのです。
本能だけで生きる人間に成り下がってしまうとどうなるのでしょうか?
あなたの意識や思考は、あなたの本能を押さえつけることができるのです。
あなたの意識や思考が、あなたの本能をコントロールできる状態のことを信念が芽生えた状態といいます。
多くの著名人や先駆者は
「人間は本能によって動かされている」ことを知り、その事実を受け入れ、そこから超越することにより
成功を手にしたといえます。
本来のやる気とは「生きるためのエネルギー=本能」です。
しかし、そのような本能に振り回されている状態では、気ままな本能のせいでやる気は不足しがちです。
私たちは、気合や根性で勉強や仕事に打ち込んでも、やる気は長続きしないのはそのためです。。
しかし、私たちの本能と信念に基づいた行動とが結びついた瞬間、爆発的なやる気を発揮します。
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EQ指数が低ければ欲望に振り回され損をする
EQ指数が高ければ欲望をコントロールできるようになります。
やる気の敵にも成りえる欲望を抑え、やる気エネルギーをより有効に使えるようになります。
やる気の敵にも味方にも成りえるモチベーターの欲望とは?
・社会的欲求
社会的地位の向上
・生理的欲求
個体を維持する欲求
種族を維持する欲求
承認欲求・・・誰かに認められたいという欲求
達成支配欲求
貢献奉仕欲求
論理追求欲求
審美創造欲求
名誉欲
(2)名誉欲です。
名誉欲とは、人から認められたい、よく思われたい、ちっぽけな人間と見られたくない等の欲求のことを指します。
これは非常に強い欲求で、誰でも人から認められたいという欲求は人間の根源的欲求といえます。
たとえば、他人から認められたい欲求のひとつとしてブランド品があります。
一部の人は本当にブランドに価値を見いだしているというより、他人に認められたいからブランド品を買っているように思われます。
認められたい欲望を満たすためにやる気の使い方を誤ると、多くのやる気エネルギー(お金、体力、時間)を失ってしまいます。
そういったやる気の無駄遣いを防ぐ意味でも、EQ指数を高める必要があるといえます。
EQ指数が高い人は、内面を磨く自己投資という方法を選びますが
EQ指数の低い人は、ブロンド品を身につけたり高級車を買ったりして外見を重視する方法で名誉欲を満たす傾向にあります。
EQ指数の低い人は相手に認められたいから即効性のあるモノや容姿のためにやる気を費やしますが、
これはやる気エネルギーの費用対効果が極めて悪いやり方です。
なぜなら、名誉欲を刺激して商売している会社はマーケティングのプロであり、
次から次へと私達に自社の商品を買わせようと戦略を練っているからです。
本来は自分を認めてもらいたいという欲求なのに、自分を大きく見せたいという欲求にエスカレートしてしまうと、
外見で名誉欲を満たそうとするようになり、必然的に流行に遅れまいと次々と新しい高額商品を買わされるハメになるのです。
あなたはやる気エネルギーをどちらに注ぎますか?
(A) 内面を磨く自己投資 ⇒ 名誉欲は満たされないが、内面の魅力は確実に蓄積され成長していく
(B) 名誉欲を満たすため外見に投資 ⇒ 一過性 (絶えずお金、体力、時間を注ぐ必要があるが蓄積はされない)
EQ指数を高めず、名誉欲を満たす外見の為だけの投資は危険!
忘れてはいけないのは【老い】です。
10年後、(A)と(B)両方とも老いるわけですが、
(A)は老いてもその間に蓄えてきた知性と魅力と才能が残ります。
一方(B)の一時的に繕(つくろ)う方法をとった場合、お金も残ってないだろうし残るのは老いた自分の姿のみです。
EQ指数を高める方法についてはゼロから成功するには?のページも是非ご覧ください。
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